【神商連しんぶん2018年09月号】
  • 署名でつなぐ核のない平和で公正な世界へ 原水禁世界大会2018

    原水爆禁止2018年世界大会(広島)が8月4日から6日まで3日間で行われ、横浜東民商から岩森壮介さん、戸塚民商から佐藤ニ六さん、多摩麻生民商から渡邉久美子さん、湘南民商から橋本航さん、鎌田保県連会長、大野洋平県連事務局員の6人が参加しました。全体では開会総会に約5000人、閉会総会に約6000人が参加しました。今回の原水爆禁止世界大会では核兵器禁止条約の制定や米朝首脳会談の開催等、大きな節目の年を迎える中、「ヒバクシャ国際署名」を広げていこうと呼びかけられました。

  • 朝鮮半島の平和に日本も協力を

    全労連の小田川義和議長が開会宣言をし、「世界は、核兵器のない平和で公正な世界へ歩みを進めています。ヒバクシャ国際署名、安倍政権を退陣に追い込む国民運動を大きくしていきましょう」と呼びかけました。

    連帯あいさつでは、辺野古新基地を造らせないオール沖縄の山本隆司事務局長が「憲法が保障した地方自治・民主主義・平和を確立するため、全国・国際連帯の支援をお願いします」と訴えました。

    全体会で韓国の青年が発言し、「38度線で分断され、国連軍と東側の支援を受ける中国人民志願軍が参戦し、3年間に及ぶ戦争は250万人もの犠牲者を出した。朝鮮民族の支配に対し日本は謝罪も弁明もない。米朝首脳会談で北朝鮮の完全な非核化が合意されたが、これからの朝鮮半島の対話の中で安倍首相はきちんと謝罪すべきだ」と訴え、発言を聞いていた鎌田保県連会長は、「韓国は『敗戦国の植民地』として賠償権すら獲得できなかった。民族としての自尊心をことごとく傷つけられながら、ひたむきな努力で著しい経済発展を遂げてきたことに敬意を表する。米朝会談が合意し、北朝鮮と韓国が手を携えて新たな朝鮮半島の平和を作っていくことに日本も全面的に協力していかなくてはならない」と感想を語りました。

  • アリは署名。集めれば象(核保有国)もたおせる

    5日朝、非核の政府を求める会は平和記念公園で献花を行いました。また、「求める会」常任世話人の懇談会がおこなわれ、日本大学の野口邦和さん、東京慈恵会医科大学の小沢隆一さんは懇談の中で、「朝鮮半島の非核化を合意しても、トランプは北朝鮮、中国に対し大陸間弾道弾を発射する準備をしている。それを阻止するのが署名や世論だ」「巨大な核の脅威が象なら我々の署名や世論を広げる小さな力がアリ。それらが寄り集まって巨大な象の脚にまとわりつき身動きが取れない様にしてしまう。我々にはそういう力がある」と発言しました。懇談に加わっていた県連会長鎌田保さんは「アリでも噛まれれば痛い。小さな力でも意思をもって集まり、巨大な力に対して一斉に噛みつけば権力の悪だくみも阻止することができる。それら小さな力を大きな力に変えるのが署名であり世論を広げる力だ」と感想を語りました。

  • 参加者の感想

    『力の至上主義』の流れを何とかしないといけない。グローバル化で市場競争が激化し、あぶれてしまった人たちが自信を失い、国家など自分の外に自信を見出そうとする動きが出てきた。こういった人たちはことさらに核武装による核抑止論をまくし立て、核に対する信望が増していった。平和運動をする上で経済的問題は避けて通れないという自分の考えが今回の国際会議宣言を通して固まった。
    湘南民商 橋本航さん

    東日本大震災で被災し福島から関東へ移り住んだ少年の発言で、転校先の学校で『たまたま被災しただけで国から巨額の補助金を貰っているのだろう』といわれて虐められていたという話を聞き、憤りを感じた。震災や被爆を経験している日本としては、ヒバクシャによりそい、核廃絶実現に向けて世論を広げていく義務があると感じました。
    神奈川県連 大野洋平さん

  • 神青協BBQ交流会

    7月20日 神青協は、デジキューBBQテラス横浜ジョイナス店にてBBQ交流会を行いました。業者青年交流会へ向けたプレ企画として開催したこの企画には7民商から17人が参加し、経営や家族、平和運動などでの話が弾みました。

    茅ヶ崎民商の津久井岳志さんと有井勝司さんはお子さんが三年連続で同じクラスだという話で盛り上がりました。そして、堀池直樹さん、川邉朗さん、鴨志田詞朗さんの間では、戦争体験者が高齢化し数が少なくなっている中、自分たち青年が運動を作って行こうということで今後のイベントの話などが盛り上がった交流会となりました。

  • 川崎中原民商 飯尾 隆志さん

    私は、1997年に神建連内の建設組合に入局し、約20年建設組合の事務局として努めてきました。

    民商での運動は、これまでの建設組合と共通する面もありますが、会員のくらしと営業を守るという、より会員目線での運動が強いと感じています。

    現在、川崎中原民商は多くの課題を抱えています。役員、会員のみなさんと一体となって、ひとつひとつの課題を解決、改善できるように頑張りたいと思います。

  • 減塩について学びました 8月3日 相模原民商健診結果報告会

    8月3日、相模原民商会館にて健康診断の結果報告会が開催され、19名が参加しました。

    北央医療生協の加藤郁子さんによる「塩分」についてのお話では、塩分摂取量の目安や、高血圧のメカニズム、減塩のコツなどについて話がありました。味噌汁の飲み比べもおこない、藤野さん(栄光支部)が作った味噌汁は塩分チェッカーで塩分濃度を測定すると0.9%と標準的な濃さでしたが、市販品の味噌汁は1.1%と少し濃い結果でした。汁物は具沢山にしたりダシを効かせることで塩分を抑えられるということです。

    減塩について勉強した後は個別相談。皆さん丁寧に相談にのっていただきました。がん検診で再検査の人は「再検査見舞金」制度活用を!

  • 商売・人生を語る 「好きな音楽で儲け度外視」
    湘南民商 ジャズ喫茶クラジャ 西貝 和男さん
    藤沢市本町3-8-21 TEL:0466-22-7378

    父親の会社から独立してはじめたライブハウスが、気が付いたら30年が過ぎました。しかも飲食店など経験がないのに、よく開業したなと思っています。

    音楽のお店をやろうと思ったのは、中学と高校で吹奏楽部、その後も社会人のバンドでの活動をしていたので、音楽に関われる仕事がいいとライブハウスに決めました。

    自営業をしていると、PTAその他、地域のことを頼まれることが多く、仕事との両立がとても大変で、何でも屋のような生活になっています。とりあえずなんでも受けてしまいますが、そのおかげでいろいろ勉強が出来て、結構楽しんでいる毎日です。

    毎週水曜日は店内で、マーチングバンドの子ども達の指導や、引きこもりの成人した二人の音楽の指導と、儲からないことをしていることが、仕事もがんばれると思っています。

  • ふいごとそろばん 伊勢原民商 山口 辰夫さん

    私は魚屋の二代目です。両親は終戦後、中国からの引揚者で、無一文から商売を始めました。父も母もよく働き、一人っ子の私は何の生活の心配もしないで成長することができました

    ▼親の仕事を見て育ったので、自分も魚屋をやるものと思い込んでいました。しかし、それが来た時、私はこの仕事が「きらい」で「きらい」でどうしたものかと考え込んでしまいました

    ▼年老いた両親の事を思うと家を捨てることもできず、しぶしぶ継ぐことにしました。時代は好景気で、町も活気があり商売も楽しい日々を過ごすことが出来ました。四十歳の頃でした。バブル崩壊から店の経営がだんだんと下向きになってきました。消費者も元気がなくなったように思えます。消費税導入・リーマンショックなど時代の流れについていくのに苦労しました

    ▼父は「お前のきらいな魚屋を継がしてごめん。いつでも店をやめてもいいよ」と言い残し亡くなりました。しかし、やすやすと店を閉める訳にもいかず、意地でもこの町にしがみついて、足跡を残していくつもりです。お得意様と笑顔で接客して行きたいと思っています。

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