■ 「これでは商売つぶされる」消費税の増税にレッドカードだ!
野田民主党内閣は、昨年12月10日、平成24年度税制改正大綱(以下大綱)を閣議決定しました。野田佳彦首相は、1月4日、年頭記者会見で、消費税増税を含む社会保障と税の一体改革に関する消費税増税関連法案の年度内提出を目指す考えを示し、6日に素案をまとめました。
野田首相が、財界や財務省を後ろ盾に取り組む「税と社会保障の一体改革」は、@消費税を最低でも2014年に8%に、2015年に10%に引き上げるA同時に、大企業・大資産家優遇税制推進、庶民増税を行うBさらに社会保障のあらゆる分野を連続的に改悪する―というものです。
かつて、橋本自民党内閣は平成9年4月から消費税率を3%から5%に引き上げました。平成9年の自殺者数は24,396人(警察庁統計)でしたが、翌年の平成10年は一気に32,863人に増加し、以後12年連続して年間3万人を超えています。
消費税が10%に引き上げられたら自殺者はどのぐらいに増えるのでしょうか。国民の生きる権利を奪うと言ったら言い過ぎでしょうか。
自・公政権による構造改革政策によって、貧困と格差が進行しました。今日、食べるお米がないという貧困層が広がり、中小業者などが加入する国民健康保険加入世帯の20%が保険料を払えずに滞納する事態になっています。
こうした低所得者の生き続けようという気持ちを萎えさせる消費税の増税は、生存権を保障している憲法25条に抵触するのではないでしょうか。
立場が弱く、価格転嫁のできない小企業者にとっては、消費税は身銭を切らされる損税になっています。多くの小企業者が「いまでも、一度に納税できずに分納しているのに、10%になったら廃業するしかない」と考えています。
「税と社会保障の一体改革」というフレーズから国民が期待するものは、消費税を増税する代わりに社会保障を良くする―というものではないでしょうか。しかし、消費税を増税することで低所得者の生きる権利を奪って何が社会保障拡充なのでしょうか。
野田内閣は「消費税増税は社会保障のため」と言いながら、社会保障の改悪を次々に打ち出しています。年金支給額を3年で2・5%減額し、その後も毎年0・9%削減。現役世代の国民年金保険料は05年から毎年280円値上げされ、2017年には16,900円に上がります。
また、医療でも、外来診療に1回100円程度の定額負担の上乗せや、70〜74歳の窓口負担の倍増など改悪を狙っています。
社会保障の拡充とならないどころか、国民の生きる権利を奪い、小企業者を廃業に追い込む消費税の増税にレッドカードだ!
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