中小業者の営業とくらしを守る
神奈川県商工団体連合会
困ったときの強い味方です
気軽に声をかけてください
あなたの街の民主商工会です
  ホーム → 神商連しんぶん → 商売人生を語る
商売人生を語る
幾多の困難乗り越え
「オンリーワン」のメーカーに
製造業 (株)静科
秦野民商
高橋邦雄さん
大和市深見西4-6-24
Tel046-260-2789
 高橋邦雄さん(73歳)は、現在大和市内の工場で吸遮音素材の開発と製造を行っています。秦野民商には38年前に梱包資材販売の法人設立を機に入会。
 転機が訪れたのは、今から15〜16年前に武紘一さん(現経営企画部長)と意気投合し「親会社の言うとおりの製品を造って、販売するのは誰にでもできる。どうせなら、小さくても独立したメーカーとして技術力で打って出よう」と、二人で試行錯誤して、ハニカム構造の吸音遮音パネル「一人靜」を開発。’06年の「かながわオンリーワン」にも選ばれました。
 一番苦労したのは、開発費です。国や県、リコーの市村財団などから約3000万円の補助金を得ましたが、開発費の50%は自己負担なので、高橋さんは私財を相当つぎ込み、特許申請や実験などに頭を悩ませていました。特許は国内5件、韓国で2件取得しており、各業界から注目はされても、受注に結びつけるのは並大抵ではありませんでした。「発明や特許で飯は食えない」という日々が続きました。
 そんな時、東日本高速道路(株)では、橋梁部やつなぎ目の騒音対策資材を募集していました。早速低コストで短期間に工事ができると、NEXGO東日本が研究資金を援助するとともに、’09年には横浜横須賀道路で採用。その後も圏央道や関越自動車道、山陽道などにも採用されています。同社は今年5月には日本土木学会から、東日本高速道路(株)と(株)静科の連名で「土木学会環境技術賞」を受賞。このパネルの利用範囲は世界的にも注目され、2週間ほど前にドイツの鉄道会社が視察に来たそうです。今後は英語圏での商談をどうするかが課題とのこと。
 11月9日から11日まで幕張メッセで開催される中小企業総合展「JISMEE」にもブースを出店します。
 昨年から高橋さんの次男の俊二さんが専務として後継者として引き継いでいます。俊二さんは「他社にない製品で必要とされるオンリーワンのメーカーとして期待が大きいだけにやりがいもある」と語っています。
 会社自体はどこにでもある50坪程度の古い貸工場で、記者(山口)も初めて足を運びましたが、ウレタンやアルミ板が積み重なっているだけで、凄いモノづくりをしているようには見えませんでしたが、話を伺っていると日本の中小企業のアイデアと開発力の高さに改めて、感心させられました。詳細は、同社のホームページや神奈川県、中小企業基盤整備機構のリンクなども参照してください。
 同社ホームページ http://www.hitori-shizuka.com
 E-mail:spg22bu9@rhythm.ocn.ne.jp

神商連しんぶん2011年11月(第251号)より

商売人生を語る 記事一覧へ 神商連しんぶんへ戻る このページのトップへ戻る
中小業者の営業とくらしを守る  神奈川県商工団体連合会
助け合い、励ましあい、不況をのりきろう。この世のことで解決できないことはない
〒221-0823 横浜市神奈川区二ツ谷町1-11  TEL 045-314-5551 FAX 045-312-5244
info@minsho.net