多重債務者だった私が民商に入会したのは、今から13年前でした。
26歳で大型ダンプカー1台を借金して購入し独立しました。当時、仕事嫌いの私は遊び癖もあり、サラ金から借りてまで遊んでいました。ダンプの月賦も滞るうち、親の名前でもサラ金から借りました。投げやりな生活をしている頃に今の女房に出会いました。結婚を考えたが、売上は無いし、借金も莫大。ある時、友人の紹介で民商に入会しました。役員と事務局員が親身になって相談にのってくれ、物凄く感動しました。やがて、銀行から借り入れもできたのですが、借金の総額が私と親を合わせると、2,000万円以上あり、借金は残りました。父は学習塾を経営していて近寄りがたい存在でしたが「お前には先があるからがんばれ」と家を売り、両親は自己破産をしました。私は商売を成功させることがせめてもの償いと思い、必死でがんばりました。
民商ではすぐに支部長になりました。また、検討会で困った人の相談にのる事によって、私を人間的に大きく成長させてくれました。やがて、母が亡くなった後、初めて父と二人きりでうなぎを食べたときに「信頼される男になれ」と言って、しばらくして父も亡くなりました。それ以来の私は一層仕事に励み、独立時には1台だったダンプも今では6台に増え、重機も2台になり、現場を請け負えるまでになりました。入会時には600万円だった売上も、今では二億円を超えるまでになりました。これも、当時支えてくれた両親、女房、そして民商の仲間がいたからこそです。多重債務者だった私が3年前には念願の住宅も購入でき、今では4人の娘の父親です。今では「商売が好きでたまらない。ずっと続けたい」と思っています。そのためにも、民商の仲間と共に、知恵を身につけて生き抜いていこうと思います。
最近思うのですが、当時は孤独でした。でも、今は民商の仲間がいて幸せです。お金だけが財産ではなく、「人」も貴重な財産ですね。
神商連しんぶん2011年3月(第243号)より