高校時代に年賀状配達のアルバイトをし、卒業後は非常勤で2年間郵便局に勤めました。「手に職を」と思い職業訓練校の自動車科で1年学び、卒業後は自動車の整備を5年、営業を4年やり、登録業の6年は八丈島で勤務し15年間自動車畑に携わっていました。
島から戻り、友人から「シロアリ御殿を造ろう」「儲かるからやろう」と誘われシロアリ業界に入ります。
ガラス、鉄、石以外なら何でも餌にしてしまうシロアリ。今後建築技術が進んで「ガラスの家」や「鉄の家」「石の家」ばかりになったらこの仕事はお手上げです。
シロアリの女王アリは一秒に一個のペースで卵を産み、10〜15年生きます。体長5cmにもなり、たくましいです。王様は1cmほどで、いつも女王のそばにいます。職(はたらき)アリは、冬でも休まず王や女王、兵アリに餌を与え、巣を作り、羽アリのために道をつくる働きづめのアリです。一つの集団の個数は100万匹に達するものもあり、本当におそろしい絶滅不可能な生き物です。
独立開業と税申告で民商に入会したのが平成元年、会員歴22年です。大工さん、畳屋さんに水道、電気屋さんからお客様を紹介してもらい、施工件数が増えました。さすが「多業種が集まる民商」と感心し助かっています。「悪質業者ランク」にシロアリ消毒がのっていますが「自分の家を消毒する」気持ちで予防、駆除とも手を抜かず、丁寧、確実な施工を心掛けています。自動車業時代の仲間や友人のいる八丈島にも出張しています。
最近はあまり儲かりませんが、これからの季節はスズメバチの発生が多くなるし、景気は悪いですが、新築時の消毒もぼちぼちあります。
我が家の女王様は、卵は産めなくなりましたが、まだまだ永生きしてもらい、30年も続いた職アリも「我が人生に悔いはない」のように頑張ります。と語る一野さんは登戸支部の支部長でもあり、民商運動も率先して活動してくれる頼もしい存在です。
神商連しんぶん2010年11月(第239号)より
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