辻堂の写真館の次男として生まれ育った齊藤さん。小さい頃からお父さんの忠二さんの仕事について行ったり店番したりする環境の中で、「写真」は身近。小学生になるとカメラを持って電車を撮りに行くなどしながらカメラマンへの道まっしぐら。
東京工芸大の写真科に進み、東京にある個人スタジオで6年間働きました。その後フリーに。「2年ぐらいはどうやっても赤字でしたね。確定申告は税務署へ通い、相談しながら何とか赤字申告しました」と。
どうにか赤字から脱却できそうな兆しが見え始めた29歳、前の会社で知合った広告代理店に勤める尚子さんと結婚。その年の暮れに、やはりカメラマンで、お父さんの写真館を手伝っていたお兄さんが病気に亡くなります。従業員もいましたが、2つあった写真館をまわすのは大変になり、フリーの仕事をやめてお父さんの仕事の片腕になることを決意。
地元の幼稚園や小学校、高校などの運動会や遠足、修学旅行の取材が収入の大きな巾を占めています。「毎日にぎやかな子どもたちと遠足の日々です」と笑いますが、こんな優しい笑顔の写真屋さんが一緒だったら子どもたちも楽しいでしょう。
街には大手チェーンの写真屋が目立つこの頃。貸衣装やパソコンシステムを使ったサービスなど、及ばない面もありますが、「写真館の写真」を好んで来てくれる人も多く、紹介でお客さんがお客さんを呼んでくれます。「DVDなど、新しいやり方で写真を残す方法も広がっていますが、紙に残す写真は、見たいときに見られ器械の流れに左右されない最もいい方法です」と。
休みの日には、奥さんと小3の一人娘果乃ちゃんと出かけるハイキングにはまっています。丹沢を歩いた後の温泉は最高。
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