神奈川県商工団体連合会

いきいき業者青年

横浜市鶴見区市場東中町1−16
TEL 045-521-4717

 京浜急行の鶴見市場駅すぐにある大場さんの青果店。和広さんのお父さんがリヤカーの引き売りから、 44年前に開いた店です。まだまだ現役のお父さんとともに店を背負って走り回る和広さん。奥さんの友子さんも一日中店に立ちます。
 和広さんは両親の働く姿を見ながら育ち、子どもの頃から「大きくなったら自分も八百屋さん」と思っていました。 「隣りの電気屋さんもいいな」とも考え、商売する気持ちたっぷりでおとなに。
  高校生になり、大学に行こうかなと思っていましたが、 3年生のときお父さんが病気に。進学はやめて店を継ごうと決めました。 両親は「それなら大学に行ったつもりで外で勉強してきたら」と。 4年間知り合いのスーパーで修行をします。
和広さんも自分の経験の中で時代の変化を実感しています。 「以前は売る側の思い中心の商売ができましたが、今はそれではだめ。 お客さんが何を望んでいるのかニーズを細かにつかまないと」と言います。 品物の種類や値段はもちろん、量の以前のように多ければ喜ばれるものでもなく。
どの小売業もそうであるように、大型店やまちづくりの変化による影響も大きい。川崎駅直結の大型店ができ、お客さんは2割ほど減ったと言います。「八百屋だけでなく総合的なテナントの入る店にして生き残りを」と構想も。
農薬問題も話題になり、野菜事情の関心も高まっている昨今。 「高くてもやっぱり国産野菜」と考える人も増えているとして「食の安全は深刻なテーマだけど、まだ間に合うかな、と。 日本の農家も八百屋も元気になれるチャンス」と、期待します。 おじいちゃん、両親とともに、三人の子どもたちもいにしえの和広さん同様、店の頼もしい労働力です。

神商連しんぶん2008年3月(第207号)より
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