【04.12.01】「ギャラリールーチェ」光のマジック


「わたし商売大好き」ステンドグラスに魅せられて

 清々しい雰囲気を漂わせて接客している―大場貴子さんが経営するステンドグラスと輸入家具の専門店「ギャラリールーチェ」は、小田急線新百合ヶ丘駅南口OPA(オーパ)6階にあります。

大場さんの写真「手作りステンドグラスの魅力をたくさんの方に伝えたい」という思いが募って、昨年9月、自分のお店をオープンしました。若干29歳で彼女は新百合ヶ丘の一等地に建つテナントビルに店を構えたのです。

「光を灯したとき色ガラスが変化して、心を和らげます。」
「着物や洋服は個人が満足するものですが、ステンドグラスは家の人全員が楽しくなります。」

 大場さんは、ステンドグラスの魅力をどう表現したらよいか、一言一言、言葉を探しながら説明しました。
 信金勤めだった大場さんは、ステンドグラスの輸入卸の会社に転職、経理・輸入・卸し・店舗責任者に携わって、人のつながり、仕入のノウハウ、接客マナーを身につけるのと一緒にステンドグラスの魅力にとり込まれていきました。

資金〇の独立

店内の写真 5年前に神戸で自分のお店を開らいた会社の大先輩―彼女が最も尊敬するパートナー―から、店舗責任者になった大場さんは民商にはいることをアドバイスされ、豊島民商に入りました。大場さんが独立して店を持つときも色々アドバイスをくれました。

資金0の独立です。テナント料も一時使用の半期契約で借りました。仕入もこれまでのつながりを生かして分割払いにして貰いました。ステンドグラスの工房も親しくしていましたからメンテナンスも大丈夫でした。「人に頼ることが嫌いな私が、たくさんの人に支えられた」1年でした。

ステンドグラスにマッチする家具を揃えた店内は華やかでシックです。
「散歩がてらに覗いていただき、楽しんでもらえるように美術館感覚で店内のレイアウトを心がけています」
 物静かな口もとから、自分の商売に対する自信と誇りがうかがえます。

前向き姿勢で融資を受ける

心のサービス≠売ることに徹して1年。事業のテンポと見通しを把握しました。クリスマスシーズンを前に、事業をさらに一歩進めるため、融資を受けることを決めました。民商に相談し、新創業融資制度を利用することにしました。

 さっそく金融公庫に制度融資の交渉です。
 自分のビジョンを努めて明るく話しました。国金から求められた資料も、民商にそのつどアドバイスをうけ、求める以上の書類を用意しました。

 国金の担当者が書類を取りに寄りながら、何度も店の調査をしました。大場さんは担当者に対し、客から「親切なお店」と言われている商売の姿勢、日々の売れ行きをアピールしました。今の現状や努力、自分のアイディアも、訊かれる前に積極的に話しました。

「これだけ足繁く信金が来ると言うことは見込みがあるよ」と、民商が言うとおり、希望するかたちで融資が決まりました。
融資の実現は大場さんの経営者としての自信を強くしました。さらにまわりの仲間にも勇気と元気を与えていました。

神商連しんぶん2004年12月(第168号)より
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