【04.08.01】くらしの目線で家づくり。ごひいきすじはお婆ちゃん
高津宮前民商
南雲良亮さん
建築塗装
TEL 044-866-8858

南雲良亮さんは昨年10月に(有)南雲塗装店から南雲創建(株)にステップアップをしました。何もないところから、ものをつくる挑戦です。

 南雲さんの強みはお客さんとのコミュニケーションを大切にすること。高齢の女性から信頼は絶大です。日ごろから近所のお年寄りと顔をあわせると「重たいものを運んだり、困ったことがあったら、声をかけてね」とあいさつをしています。「電球をかえてほしい」とか、声がかけられます。どの時お茶を飲みながら、世間話を。直接仕事に結びつくこともありますが、そうでないときがほとんど。しかし、そんなところから相手が何を望んでいるかをつかみます。障害者の息子さんを持つ南雲さんは、くらしの目線から、お客さんに喜ばれる家作りを提案しています。

床暖房や使いやすいキッチンの提案。そして「カラーのセンスはばっちりなんだよ。だってペンキ屋だもん」と笑いながらも自信を持って話します。お客さんのイメージを南雲さんがラフに描いて、設計屋さんが何種類かの図面を準備します。しかし、お客さんは南雲さんのラフをそのまま図面にしたものを選びます。

現場が展示場に

「高齢者の女性に人気」はリフォームの仕事に結びついています。あるマンションが火事になったときのこと。仲間の保険屋さんから南雲さんに仕事の声がかかりました。火事になった10階まで、足場を組んで仕事を開始。その時に火元になったご主人に「ごみの片付けに足場を使ってください」と声をかけました。それが縁でその方のリフォームの仕事も受けることになりました。そうしたらそこが展示場の様相に。

築30年以上のマンションは子育ての終わった高齢者が多かったため、リフォームを考えていた家族がリフォーム中の部屋をみて、うちもお願いしたいと仕事の話がきました。こうしたときの決定権は女性が強いのです。

幅広いネットワーク

 もう一つの強みは仕事のネットワーク。仕事を紹介してくれた保険屋さんの存在はもちろん、腕のいい職方のみなさんとのつながりが南雲さんの仕事を支えてくれています。

「お客さんが喜んでくれると、お金は関係なくなっちゃう。だからあまり儲からないんだよなー」と言いながらも、ものを創るよろこびを感じています。



神商連しんぶん2004年8月(第164号)より
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