| 【04.07.01】昔ながらのとうふやさん〜豆腐をつくってもうすぐ半世紀〜 |
| 相模原民商 高橋利夫さん (豆腐製造・小売) TEL 042-743-8831 |
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生き残りに追いうち 開業して39年。店は相模原市南部に位置する東林間の住宅地の中にあります。 毎朝5時には起床し、その日に売れる分の豆腐や油揚げなどをつくりますが、昔ほどは売れなくなったのと近所に迷惑がかかるので、あまり早起きしなくてもよくなりました。店の近くは大型店の激戦地で、生き残るのに必死ですが、昔ながらの豆腐づくりにこだわり、造りたてのおいしさを売りにして、不況に負けずに商売を続けてきました。 しかし、ここにきて、さらなる苦境が迫ってきました。今年の4月から課税業者になったことです。さらに、4月から下水道料金も上がりました。造りたての豆腐は水で冷やすために、下水道料金の値上げは痛手です。 消費税に負けない仕方なく、1丁130円の豆腐を140円に値上げしました。しかし、値上げにより、お客さんが逃げないようにしなければなりません。値上げの理由を理解してもらおうと考え、お客さん一人ひとりに説明することにしました。 多くのお客さんは、課税売上高が1,000万円を超えると、消費税を納税する課税業者となることを知りません。任期中は消費税を上げないと言っていた小泉首相が、消費税を多くとることにしたんだと話すと、みんなびっくりします。もっとも下水道料金が上がったことすら知らないお客さんも多くいますが。値上げの理由を説明することにより、常連のお客さんとも多くの対話ができるようになり、なんとか客離れをくいとめています。 しかし、130円だけ持っておつかいに来た子どもに、10円足りないと言いづらいこともあります。次回は10円多く持ってきてねと話すのですが、あわてて親が10円を届けにきます。 豆腐をつくりはじめてから来年で50年になります。開業40周年のお祝いをしたいところですが、そんな気分にはなれず、少し寂しい気もします。最近、友人の豆腐店が店を閉めました。最後はお客さんからたくさんの花束をもらっていましたが、お客さんのためにも、自分のためにも、まだまだ豆腐をつくりたい。 政府は免税点をなくして、消費税率のアップも狙っていますが、民商を盛り上げ反撃しなければ、と決意をあらたにしています。 神商連しんぶん2004年7月(第163号)より
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