【03.04.01】「鍼灸あんまは伝統医療」地域の人々の役に立つ医療を目指します
横浜中央民商
鍼・灸・指圧マッサージ
鳥越 孝一さん(三和治療院)
TEL045-662-8115
 横浜中華街正面善隣門入口、加賀町警察署前のチャイナビル4階に鳥越さんの“三和治療院”はあります。場所柄、歩きつかれた観光客が足の疲れを取りに飛び込みで来院することもよくあるとか。

 鳥越さんは五木寛之の小説「青春の門」の舞台になった福岡県の炭坑町に生まれ、今から20数年前に上京し、ビルの床の清掃をする会社に就職しました。

痛くなったらまた来ればいい。長くなるようなら保険治療で付き合いましょう 26歳のときに、会社が世に先駆けてハウスクリーニングの分野を切り開きたずさわることに。そんな時、父親が脳梗塞で倒れ、将来障害をもつことになるかもしれないと…。それをきっかけに、障害者関係で勉強も兼ねてボランティアをはじめました。やがて「ハウスクリーニングの仕事をこの人たちと一緒にやれないだろうか?と思うようになり、学生アルバイトと組にして実際にはじめてみました。

 その中で、筋ジストロフィーの病におかされた少年が中学3年生の若さで亡くなるという悲しい事がおこりました。鳥越さんは何も出来なかった自分の無力さにやりきれなくなり、この先どうしようと考えぬいて、鍼灸マッサージで障害を持つ人にかかわって行こうと決意したのでした。

 鳥越さんの治療方針は少ない回数で最大効果。痛みをとるためには、鍼も灸もマッサージもやっちゃうと言うのがうたい文句。しかし、患者さんはちょっと楽になると1回1時間4,500円が高いからでしょうか?ぱったり通わなくなります。何とか保険で治療が出来ないだろうかと考えていたときに横浜中央民商で病院を紹介してもらいました。

 医者の同意書があれば、神経症・リウマチ・頚湾症候群・五十肩・腰痛症・頚椎捻挫後遺症の6疾患において保険が適用されます。「仕事で体を痛めても仕事を辞めることは出来ない。ならば痛みを我慢するのではなく、保険を適用して鍼灸マッサージを受けて楽に生きられるようにすることが、良いのではないでしょうか」と鳥越さん。

 また、高齢化社会に対応し在宅での鍼灸治療をはじめました。現在、三和治療院の診療は、午前中は訪問治療、午後から院内治療となっています。

 鍼の経験がない方は、鍼は痛い、怖いというイメージがあるかもしれませんが、実際、鍼は髪の毛ほどの太さで、せいぜいチクッとするくらいの痛みです。人間の体の中には経絡(けいらく)という目には見えない、いわゆる『気』が流れています。その気の流れを円滑にする、鍼灸あんまは日本古来の医療です。

 「この伝統医療を生かして地域の人達のお役に立てればこんなうれしいことはないです」と話す鳥越さんはとても優しい人柄の先生です。

神商連しんぶん2003年4月(第148号)より
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