| 【01.12.01】人が好きだから、お客さまに満足してもらいたい |
―熟練職人が集まった小さな会社―「ケンテナンス」のホームページ上で会社を紹介している言葉です。横浜緑民商会員の大辻健治さんは、住宅リフォーム業。大手ハウスメーカーなどが参入してくる中で、地域に密着した職人さんと力を合わせ、網戸の替えなどの小さな仕事から塗装の仕事まで、「住宅のメンテナンスやリフォームならなんでも」と奮闘しています。ケンテナンス? 「ケンテナンス」という社名は、「建」築、社長が戌年生まれの「犬」好き、健治の「健」、健康の「健」とメンテナンスを合わせて命名しました。大辻さんは、終戦直後に滋賀県能登川町に生まれ、1964年から衣服メーカーや建築会社に勤務し、ちょうど景気が悪くなり始めた95年頃に開業。 「この仕事は大変ですが、非常にすばらしいと思います」と話す大辻さん。 「営業、見積り、契約、施工、集金を短期間でやれること」「作業完了後はお客様との人間関係が生まれ、その後長くお付き合いができること」「仕事からたくさんの素晴らしい人に出会うこと」と、この仕事にたいする愛情を熱く話してくれました。 仕事にこだわって それでも最近は、大手の参入により、相見積りをとられることが多いとのこと。「見積りをだし、今日は契約になるかなと期待していくと、他社が作業をしていることがある」と、価格競争が厳しくなっています。それでも「ケンテナンス」は、昔ながらの職人をつかい、「この作業にはいくらが適正なのか」を粘り強く説明し、顧客に納得をしてもらう努力をしています。「あくまでも仕事の質は落としたくない」とこだわります。だから、「ケンテナンス」の職人仕事に満足をした方は、新たなお客を紹介してくれ、「お客の立場にたって話をすすめることが大切だ」と笑顔で話します。 帳簿も職人も民商で 「帳簿のことなら民商だよ」と紹介され、開業してすぐに入会。民商で自主記帳・自主計算を学びました。初めて自分で帳簿を完成させたとき、大辻さんは事務局員に「これであっているの?」と再確認しました。事務局員の「あっていますよ。完璧じゃないですか」の言葉に、大辻さんはガッカリ。「こんなに儲かっていなかったのか」と、自分の経営状況がよくわかったそうです。「儲かっていれば、帳簿ももっとやる気になるのになぁ」とため息。 また、職人も民商会員や神奈川土建一般労働組合員から紹介をしてもらっています。「そのほうが仕事をまかせても安心できる」と大辻さんは自信をもって話します。 「人が好きだから、お客様に満足してもらいたい」という大辻さんの言葉が、そのまま会社のポリシーになっています。 神商連しんぶん2001年12月(第132号)より
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